超便利でびっくり! Zoho Flow×kintone連携

Zoho Flow(ゾーホー・フロー)を使えば簡単に連携できます!
クラウドサービスの連携といえば有名所のZapierでしょう。
あまり知られていませんがZohoにもZapierのようなクラウドとクラウドを繋ぐ連携サービスがあるんです!
これがZapierよりも使いやすくって物凄く便利なんで、今回はZoho Flowについてお話します。
Zohoは、前回の記事でもお話したようにCRMをメインにしたインドのIT企業ですけどCRM以外にも45種以上のアプリケーションサービスを展開しています。Zapierとの大きな違いは、このCRMが中心にあった上で連携するFlowも提供している点です。
Zapierはクラウド同士を繋ぐことをメインにしている企業なので、繋ぐっていう視点だけでみればそう変わらないんじゃない?と思われるでしょうが、いえいえZoho Flowは外部のクラウドサービス同士とも繋げられますが、Zoho製品同士にもたいへん良好な繋がりが生まれます。このZoho製品間での繋がりが、業務や作業の自動化に結びついて、使っていきますとワークフローまでもがデザイン出来るようになってくるのです!
Flowの説明をメインにkintoneと繋いでみる。
なにわともあれ、kintoneと繋いでみてZoho Flowの使い勝手を見ていきましょう。今回はFlowの使い勝手を中心に解説いたしますので連携については各アプリの特性ごとで記事を書きますのでご参照いただければ幸いです。
今回は、AOTAKEでも昔から使っているkintoneでやってきた顧客管理するためのアプリとZohoにあるBiginっていうミニマムな顧客管理サービスを繋いでみますね。
Zoho FlowのUIは、とてもわかり易くて画像のようにこうなったら、次どうしましょう?で、どういう条件でデータを持ってくるのかとか、失敗したときにはメール送りましょうね、といった具合に業務フローを作り込んで行くことが出来ます。
Zohoの良い特徴って僕は思っているんですが、「後工程お客様」という言葉があるように、データを連携させるときって次の何かを期待しているからですよね? 例えばそれがお客様の登録時だとすれば、なにかの条件によってサンキューメールを送りたかったり。それが年齢別であったり、業界やお仕事内容によって送るメールを変えたかったり。Zohoは、この次に発生するであろう作業を見込んで製品があるので、非常にワークフローを作りやすいんですよね。
では、条件を決めて進んでみましょう。
1.kintone(顧客管理用アプリ)に登録されたら
↓
2.Zoho Bigin(導入向き顧客管理)にデータを連携して
↓
3.顧客にメールを送る
↓
4.失敗したらチャットワークに送る
という流れにしてみましょう。
みなさんもkintoneからメール送りたいけど「プラグイン高いしなあ」とか、「JavaScriptで出来るみたいやけど、ようわからへんわー」っていうことがあると思います。また、あの人(上司)kintoneのアカウントあるけど、チャットワークしか見てくれないのよ。っていうのもあると思います。
おそらく、その上司さんはkintoneの通知プールに溺れているんだと思います涙。

kintoneでのお客様管理アプリに登録
こんな感じで基本情報を作っておられる方も多いと思います。これに関連データを表示させたり、いろんな情報をくっつけたりして管理していると思います。
kintoneと他サービスを連携するうえで、プロフェッショナルな方は絶対に実践してると思いますが、フィールドの項目名とフィールドコードは同じにするか、似たようなものにしています。これ、連携するときに初期値だとわけわからなくなってしまうので、kintone初心者の皆様は、ぜひ癖づけてください。
ここが初期値だと「文字列ほにゃらら」ってなっているのですが、フィールド名が姓なので、フィールドコードも同じにしておきます。一部、使えない文字があるのでルールを決めておくとよいですね。ハイフンの場合はアンダーバー入れるとか。
kintoneのワンポイントアドバイスですけど、これ、最初にやってると後がものすごく楽になるんです!
Flowの画面でわかりやすく作業の流れを作る。

こんな感じで、ぱぱっと動きを作っちゃえます。ええ、慣れたら感動です。もうkintoneプラグイン沼から脱出間違いなしです。
やはりリアルタイムコミュニケーションは、チャットが主流ですからSlackやLINEなどで業務されている方も多いと思います。それに、情報量が増えて来ているので、チャットというリアルタイムコミュニケーションに特化したクラウドサービスに連絡(通知)することを僕もおすすめします。今後、業務の中心はチャットになっていくと思います。
ここまで来ると、お気づきの方も多いかもしれませんが複数のクラウドサービスに通知や動きを作ることも出来るので、Slackやチャットワーク共に通知、なんてことも可能です。AOTAKEは、Zohoのチャットツールで無料から使えるCliq(クリック)というサービスを使っていますので、このような組み込みは不要ですが、急に全社のチャットツールをCliqにする!っていうのは無理があると思いますので、チャットツールの移行は、またどこかでお話します。チャットツールの変更だけで、大きい企業さんだと年間何百万、数千万円変わってきたりするので。
読める、読めるぞ!
Flowの画面上でkintoneと連携が可能。
kintoneとのコネクタも既に用意されている!

今回はkintoneのWebhook機能を使って、kintoneのアプリに登録されたらっていうきっかけでデータを送ります。驚くなかれ、Zohoすでにコネクタを用意しています!なので、kintoneのコネクタを選んでkintoneからkintoneなんてことも出来ます。今回はWebhookを使うので1番目にWebhookが来ます。
ご商売の種類として習い事のサービスを展開しているとしましょう。その元になるアプリが上部にある「お客様台帳」というkintoneアプリです。
青竹のふしでは児童デイサービスを行ってきた歴史から、似たようなお客様用のkintoneアプリがありましたが、それと似ていますね。お子様の習い事サービスなのでZoho BiginにあるContactを「利用児童」にして、Companyを「保護者さん」とします。サービス内容を想像しながら考えると作業の流れがイメージしやすくなると思います。なので、この連携イメージは、学習塾や習い事などのサービスで、それを運営されているって思っていただけると幸いです。
画像右側にkintoneのフィールドが見えます。左にはZoho Biginのフィールドが見えます。Companyを保護者さんとしましたので、始めに保護者さんの情報を連携します。その後に、Contactを利用児童にしたので同じようにフィールドをつなぎ合わせます。これだけ。
ね? 簡単でしょ?
ローコードっていうか、ノーコードです。

Zoho Biginにはメール機能が標準装備
Zohoには、Zoho Mailっていうめちゃくちゃ便利なメールサービスがあるのですが、どのZoho製品もそうなんですがCRMを中心に作っているIT企業さんだけあって、どこからでもメールを送るということが容易に行える設計になっています。
逆にkintoneは、表計算ってメーカー(サイボウズ)さんが言うように文書管理や社内で使うのには便利なんですが印刷したり、kintoneフィールド内にあるメアドに対してメールを送ったりっていう機能は標準で無くて、プラグインを入れたり加工したりすれば出来るんですが、ちょっと一手間がかかるのと、スマホから使いにくかったりパソコンに強くないスタッフだと通知がいっぱい、アプリがいっぱいで使いこなすのに、ちょっと難しさを感じてしまいますね。
これはAOTAKEが10年以上kintoneを使って来たからこそわかることですが、Biginは、初心者でもすぐ使えますよ!特にスマホ用に特化した専用アプリはめちゃくちゃ便利です。作業者も顧客管理をしていることが良くわかりますし、こうしたらメール送れるとか、メール来たのもわかるし。
画像のようにリストを選択して一括メール送信なんてのも楽勝です!
いかがでしょうか?
今回は、Zoho Flowとkintoneの連携にスポットを当てて記事にしてみました!
どうでしょう?皆様、良いアイデアが浮かびましたか?
kintoneとチャットワーク、kintoneと◯◯、kintoneとほにゃらら。ほにゃららからkintoneへデータ入れるっていうのも出来ます。
データを受け渡しした、その先にある作業や業務、お客様に対して行うことをイメージしてみてください!きっと単なるデータ連携ではなくて会社全体のサービス向上、品質向上に繋がっていくと思います。
ご自身で出来る方は、無料からFlow始めてみてください。なんとなくわかったけど、もうちっと詳しくやってみたいっていう方は、青竹のトレーニングで力をつけてください!無料のオンライン相談から始めてはいかが?
わかってるけど、担当者が居ない。便利だということはわかったけど人材が不足している、従業員が高齢になってきて、気持ちはあるけど追いつかないって会社様は、AOTAKEがお手伝いします!
次回は、連携の続きで今回のステップにある「メールを送る!」っていう機能に特化してお届けしたいと思います!